脱サラ de 農業 ”就農” について考える①
こんにちは まさにぃ です。
今日は脱サラの一つの形、就農について考えたいと思います。
いいですねー農業!
朝早起きして、朝日を浴びながら農作業。
昼は木陰で弁当食べて、とれたて野菜をご近所に配って回る。
まさに自給自足の毎日!
んもー最高!最高…最高...さいk…
…!?
………!!?
……………………………っ!!!
…っつか、農業なめてんじゃねー!!
ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
農業の実態
自己紹介しますと、うちの実家は農家です。
小さい頃から両親があくせく働いているのを見てきています。
農家が本当にしんどいのは、早起きとか重労働とかじゃありません。
難しいのはお金の問題です!
農家って本当に割に合っていません。基本的には丹精込めて作った野菜を卸す先は農協です。
農家は農協に上代価格の半額ほどでしか買ってくれません。
ちなみに我が家はみかん農家だったのですが、みかんの場合の卸価格は上代の半額以下です。
農家は貧乏なのに、全農の職員(JAの上の組織)が潤っているを見れば、いかに農家が搾取されているか解ります。
また、収穫の時期は1年の内の決まったシーズンなので、その時期に販売した売り上げで次年度の生活費はもちろん、仕入れとして、苗代、肥料代、水道代、電気代、農機具代などを捻出しなければいけません。
私の両親はなんとか私を大学まで行かせてくれましたが、事業についてよく考えるようになった今でも、農家の収支を考えるととても合いません。
おそらく、裏で借金などして生活費、学費などを捻出してくれていたのだと思います。
本当に両親には感謝しています。
脱サラ→就農の可能性
私も実は今のサラリーマンを始める前の10数年前に就農を真面目に考えたことがあります。
色々農家はしんどいと言う内容を書きましたが、農業に可能性がないか?と問われたら答えは「ないことはない」と言うのが私の考えです。
農業に可能性がないことはない理由
・どの農家も跡取りがおらず、農家の高齢化が進んでいる。
うちの親父は70歳で、農家でいうと若手です笑
・85歳を過ぎるとさすがに引退を考える。
基本的にが農家は「生涯現役」なのですが、規模は縮小せざるを
得ません。多くのじいちゃんは人生の集大成として、細々と自分
用の野菜を研究しながら作って楽しむ事にシフトしていきます。
農地は手入れしなければ、草ボーボー、竹ボーボーになる訳で、実際に多くの高齢農家の方は、若手の私の親父のところに手入れをお願いしにきています。
手入れというのは作物を作ること!もちろん無料での土地貸与です。
今の空き家問題と似ていますね。
実際、親父のところには多数のお願いが来るのですが、親父も身一つなので、捌けずにお断りしている状況です。
何かチャンスはありそうですね。
次回に続きます。